今日は細かい話ですがハーレーのルックス・トータルのバランスを考えると大きな話です。
今回の対象車両はもちろん現在も大人気のFXSB(ブレイクアウト)です。
このモデルのカスタムでよくオーダーを頂くのがナンバーのサイドマウントですが、
それをすると次に気になってしまうのがリアタイヤとリアフェンダーの隙間です。
またこれが、一度気になっちゃうとずっと気になるのが人の性。
目について離せなくなってしまいます。
そこでご相談を受けることになるのがローダウン。
もともと足つきのいいこのブレイクアウトを足つきの為にローダウンすることはまず無いのでルックスの為だけにローダウンする。
いつもここで私袋井はカスタムのご提案をためらうのです。
それはサスペンションが固くなってしまうからです。
ソフテイルの場合、ローダウンと言えば大体ノーマルのサスペンションをローダウン用のパーツを
使用して意図的にサスペンションに荷重が掛かった状態を生み出し、そのポジションを固定するこ
とで車高を下げるのですが、下げた分だけサスペンションのストロークは無くなってしまうので必然
的に乗り心地は固くなってしまいます。楽しく快適に皆様にハーレーを乗って欲しいと願う自分とし
てはその快適性を失ってまでルックスだけを取るというのはなぁ~。どうなのかなぁ~。と思ってし
まう訳です。
ですが今回お客様のたってのご希望により、FXSBをローダウンすることになりました。(やってる内容はこんなに長々と書くようなことでは無いのですが。笑)
結果はというと…。 ローダウンした方が断然カッコイイです。
今回はオーナー様より25mm下げてほしいとのオーダーを頂いたのですが、どうでしょう。
《考察・ビフォーアフター》 手前がノーマルの状態。後ろが今回ローダウンした状態。
ホリールリムとフェンダーの位置をご覧頂くと判りやすいかと思います。
ここの部分を拘るのは、ズボンの丈をどれだけ残すかというのと同じ領域かもしれません。
(判る人にだけその拘りが判る。)
袋井としては大好きな世界なのですが、自分の奥さんなどに話しても
理解してもらえることは来世でもないでしょう。
《ビフォー》
《アフター》
フェンダーのアールとホイールのアールが沿っていていい感じです。
これだけ落としてもまだスイングアームは動く余裕は少しあるようです。
心なしかタイヤが太く見えるのはなぜでしょう。
フェンダーとの隙間もあと少し残っているので、260のワイドタイヤも履けそうです。
次回は是非チャレンジをお待ちしております。
ちなみにこのカスタムは工賃と部品代合わせて3万円程度で出来ますので、
是非ご相談下さい。
そうそう、もちろん足つきは抜群です。
そうそう、もちろん足つきは抜群です。
それではまた。
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